「どっか店はいる?」 「・・・・・・いや、いい」 もう熱愛報道はごめんだ 「・・・・・で、話は?」 もう、少しでも長谷川 雛乃と 一緒にいたくなかった 「・・・・そっちの聞きたい質問に答えてあげる」 駅までの道のりを二人で歩く もちろん、お互いマスクと眼鏡 二人でいると余計に目立つみたい 「・・・・・・じゃあ、なんで芽衣のこと知ってんの?」 「直球だね」 長谷川 雛乃がくすりと笑った