〜Dear…。−玖実の軌跡−〜




全てを聞いて荘太は
問いただすより


ギュッと
あたしを抱きしめた。



荘「落ち着くまでずっと傍に居るから…だから大丈夫…泣いていいんだ。」



優しくあたしを包み
背中をポンポンと
叩いて慰めてくれる。

荘太の腕の中は
すごく温かくて声を上げ
大泣きした。


荘「落ち着いたか??」



『うん…ありがと…』


荘「あぁ…。」


『振られただけであんなに泣くなんて…あたしダメだなぁ…』




ちょっと引きつった笑顔で
荘太に笑いかける。