〜Dear…。−玖実の軌跡−〜



だけどやっぱり

胸は痛い…。
一人は辛い…。



あたしは携帯の
アドレス帳を開くと

ある人に
電話をかけた。




ピッ…トゥルルル。




??《もしもし??俺だけどどうした??》



『助けてッ荘太ぁ…ヒック…ひとりはヤダぁ……ッ!!』



荘《…ッ!!?今からそっち行くどこにいんの??》



『…ッ○×公園』


荘《待ってろすぐいく!!》



電話がきれて
あたしは携帯を握り


声を殺して泣いて
荘太を待った。



『…ッれ…いッ』