君へ、約束の歌を。<実話元>



そんなみんなに、私から亜美について話をふった。



「ん〜そうだなぁ…
亜美って濃い色な感じしない?」


『なんかわかる!
大人っぽい感じだからかな?』


「亜美は〜…紫って雰囲気!」


「「「あぁ〜!」」」



みんなの声が見事にハモって、亜美は紫に決定。



『祐ちゃんは、やっぱ青だと思わない?』


「だね〜じゃあ次は、愛璃!」



みんなの視線が集中して、なんだか落ち着かない。


最初に口火を切ったのは、祐ちゃん。


にっこり微笑みながら私を見つめて言った。



「愛璃ちゃんはピンクって感じじゃない?」


「やっぱり?私もそう思った!
絶対そうだよね」


「なんか誰に聞いてもピンクって言いそうだもん!」


『ピンクかぁ…。
でも、これだけみんなの考えが一致するってスゴイね』


「それだけイメージが強いってことだよ!」



亜美がそう言いながら、私の肩をぽんぽんと叩く。