君へ、約束の歌を。<実話元>



男子のテーブルは、ゲームの話で盛り上がってるみたい。


その様子を見て、先生がぽつりと言葉を漏らした。



「なんか男子は子供っぽいままだけど、
女子は大人っぽくなったね」



私達はみんなお互いに顔を見合わせる。


そうなのかなぁ…?


自分では、何も変わっていない気がしちゃうけど。



…テーブルの上の料理のお皿が減るにつれて、最初はなんとなく緊張していたみんなも、打ち解けてきた。


隣同士の子と話したり、
男女混ざって喋ってたり。


私は、真奈ちゃん・先生・祐ちゃんと話してた。


先生が私に投げかけた一言がきっかけで。



「愛璃、すごく大人っぽくなったね〜!」


『えっほんとっ?!』


「うん。
大人っぽくなったっていうか…
綺麗になった!
幼稚園の頃からかわいい女の子らしい女の子〜って感じだったけどね」


「あっそれ真奈も思った〜!」


『え〜!?真奈ちゃんまで…』


「愛璃ちゃんは昔っから女の子らしい感じだったもんねっ♪」