そんな自分の無力さが、映像化されて。 “夢”というカタチで、 何度も私の前に現れた。 いつも終わりは、 自分の叫び声の後、空を掴んで握りしめた手の感覚。 ドラマとかの見すぎだとか、 気にしすぎだとか思われるかもしれないけど。 抱え切れない重さを感じてたからこそ、 後悔の思いがあったからこそ、 こんな夢をみていたんだと思う。 起きて、きつく握りしめていた手を開けば もちろんそこには何もなくて。 かじかむ手は、 暖めてくれる誰かの手を探すけど、 求めた温もりは、 気付けば近くて遠かった。