ドクターは忍のパンパンになったお腹にジェルを付け、なにやら機械を滑らせて行く。



モニターに映し出された影に彼は「ここが足で…ここが頭で…」と説明する。



不意に右京が「すげぇ…」と呟いた。



「先生…あれは何?」



「ああ、腕だね。」



「いや、それじゃなくて、そっちの…」



「ん?…んんんん!?」



ドクターが身を乗り出す。



右京と忍は内心「まさか…」と不安が過った。



「これは…!」



ドキドキしてドクターの反応を伺う二人はゴクリと唾を飲み込んだ。



「黒崎さん…」



「は、はい…」



「お子さんは…」



嫌な予感がする。



「…お子さんは恐らく双子です!!」



「「えええええええええっ!?」」



今更明かされた衝撃的な事実に、右京と忍はただただ驚く事しか出来なかった。