窓際のブラウニー




現実へ引き戻される声。



鼻歌も

この甘い匂いも

これから入れようと思っていたくるみも・・・




全部が虚しくて

寂しくて

無意味で・・・



涙が出た。




決して、お義母さんには見せないけれど。





頼まれた買い物をしに行く道の隅で・・・

涙を流す。



気の早いちょうちょが一匹私の目の前を飛んでいた。