肩を抱かれたまま、今までの想いをぶつけた。 お義母さんにされた嫌なことを全て話した。 じゃがいもを捨てられたこと。 クリームパンを投げられたこと。 友達との電話で私の悪口を聞こえるように言うこと。 本当にこの家は安らぐことが出来ず、私にとって居心地が悪い、と夫に伝えた。 夫は、肩を抱く手を離す事はなかった。 私が涙ながらに想いをぶつけると、夫は何度も頭を下げて謝った。 時計の短針はもう一周以上回っていた。