最後の1ページを読むまで 気付かなかった。 この犬達が どういう犬なのか。 幸せそうに見えていた犬の瞳が 悲しみに満ちているように見えた。 もう一度最初の1ページに戻る。 涙が溢れて 声が出てしまうほど、泣いてしまった。 全ての犬の首輪には番号が付けられていることに気付く。 そのつぶらな瞳の奥から聞こえる 『助けて』という叫び声。