二人の命を奪ったのは俺だ。



彼女に憎まれようと、俺は構わない。



例え、その眼差しが俺に向けられようとも――。



それでも、彼女の幸せを願わずにはいられなかった。



「心…」



幸せになって欲しいと想いを込めて俺は呟いた。