恋に焦がれて迷走中

「でも。困ったわ、毎日こんな生活してたら太るわ。」

香ちゃんはお腹の肉の辺りを指しながらため息をついた。


「そうなのよ。お菓子とかは学校に持ってて友達に配るけど、

 最初は喜んだけど、最近は、またなのって感じだし。」


「料理学校とか通ったら?」


「無理だよ、時間ないもの。」


「花嫁修業的なクッキングスク-ルなら、時間も選べるし

 作ったものはシェアするから食べ過ぎなくてすむわ。

 夜は暇でしょ?それとも、バイトとかする?」


「ああ、そうかあ、ん、考えてみる。」


バイトかあ、そういう手もあるなぁ。


なら、飲食関係がいいかな。