「早く忘れさせないとな。」 さっきから挟まれたままの顔に 長谷川が唇を近づけてきた。 キスされる、、、 あたしはギュッと目をつぶって唇を引き締めた。 長谷川は、はぁぁとため息をついてから。 「そんな顔されたら何もできないだろ。 判った、今日は帰るよ。明日退院したら、また来るから。」 長谷川は、帰って行った。