恋に焦がれて迷走中

「岬明日の予定は?」


長いキスの後、手を繋ぎながら歩く道


空也が聞いてきた。



「明日は、3時までバイト。後は無いかな。」


「じゃ、どっか行こうぜ、午前中研究室行ってくるから。


 お前のとこのランチ食べに行く。」


「うん、うれしい待ってるね。」


「じゃ、また明日な。」


空也と坂の上で別れた。


空也は坂の上でずっと私を見守っていて、、


あたしはちょっと手を振って玄関に入った。


未だいる気がして玄関から出ると、姿は無くなっていた。





ドキドキしていた。


今朝出かけるときはもう恋なんかしないと決めてたのに


あたしは、空也に好きって言って、


あたし達は付き合いだした。


その上あの甘い時間、


思い出すだけで身体が熱くなる。