「「「ごはん」」」
「作れや」
「作れ、おらあぁ」
「作ってー」
「……、三人兄妹か」
だとすれば、自分はお母さん役。ずいぶんと手のかかる三つ子で息ぴったりときた。
「――って、溝出さんは骨なのに物食べるんですか」
「食い散らかして、迷惑かけてやんよっ。もしも嫌なら、新しいエロ本を今からコンビニで三冊は買ってこいやぁぁっ。通常用と保存用と実行用だ、ゴルアァァっ」
「さて、冬月君は起きているかな」
「すんませんんんっ。自分で肋骨一本折るんで、やめてください、このやろおぉっ」
ガタガタ暴れる骨は阿行が抱きかかえている。ここまで来ると、阿行にとっての溝出とはマスコットキャラ的な存在なのかもしれない。


