頭の中にバイブでも仕込んでいるのか。震えにしてもオーバーな、失禁してもおかしくない怖がりようだった。
「まーいいじゃん、しばらく置いとけよ、この骨。飯食わねえ、排泄しねえペットなんて理想じゃんよ」
「ペットだあぁ?なま言ってんじゃねえぞ、てめえらがぺっとだ!主人に媚び売れやあぁぁっ。『承知しました』ぐらい言って何でもこなせボケエェェ」
「冬月君に引き取りに来てもらいましょうかね」
「すんませんんんっ、わたるんさま!家事でも炊事でも骨粗しょう症の予防対策も教えっから助けてくれえぇ!」
コタツにみかんならぬ、コタツにしゃれこうべ。頭を机に叩きつけて、切羽詰まっていた。


