「艮(うしとら)に坐(ざ)す忌(い)の者よ 八百万(やおよろず)の神々の通力(つうりき)もちて 御霊(みたま)祓(はら)い清めて彼岸(ひがん)に還す 滅(めつ)!」 自分の口じゃないみたいに、すらすらと言の葉が出て行った。 聞いたこともなければ読めるはずのない漢字ばかりなのに、頭は自然と理解していた。 勢いのまま両手を前に突き出すと、真白い光が妖を包んだ。 妖は聞くにも耐えがたい悲鳴をあげて・・・光に包まれたまま、ふっと消えていった。 「っ」 すごい衝撃…!