はらり、ひとひら。



べき、シャー芯が折れた。


「っ…」

「ぶっ、ははははは!ひーっあからさまに動揺してやんの!!」

「目入った…」

「えっまじで?」


やばくね?と近づく朝比奈に隙あり、とパンチ。


「単純か。ウソだよ」

「~~~みぞおち入った…」

「自業自得」


悶える友人を流しながら、はあと息を吐く。


「朝比奈。ほんとそういうこと話に来ただけなら帰ってもらうけど」


明日の模試に向けて、最後の追い込みをしていた。ただでさえ時間がないっていうのに。


「それだけは勘弁して!ごめんて」

「というか九条のとこ行けばよかったんじゃ?」


その方が近いし、何より九条は俺より教え上手だろうに。


「ば…あのなー、お前簡単にいうけど」