はらり、ひとひら。



なんだなんだ。とりあえず頷いた。


「でも、貴方は神でしょう。立場も持つ力も妖とは桁違いです。その証拠に、貴方は私と戦う時、いつだって本気にならない」


当たり前だ。そんな本気を出したら、雪路だって怪我じゃ済まないし。…っていうか戦いっていうよりあれ、ただのじゃれ合いなんだけど…?


「私は思うのです。いつだって不安です…私は主さまのお役に立てているかと。むしろ邪魔で、蛟の足を引っ張っているだけではないのかと」

「…そんなこと考えてたの?」

「!そんなこと、じゃありません。真剣なんですよ、こっちは」


はあ…?雪路の強さはお墨付きだと思ってたんだけど。

まだまだ上を目指してるってわけか。どんだけ真面目だ。


「蛟、正直に言ってください。私は貴女の横に並んでも、恥ずかしくありませんか?」


…ばかだな。


「そんなの、しーらないっと」

「きゃ!?」

「あはは!ほら、隙だらけ」

「ちょっと!な、何するんですっヒャーー!?」



ごろっと雪路を巻き込んだまま畳へ転がる。脇腹をくすぐると可愛い悲鳴が上がった。