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「蛟、貴方どこをうろついてたんですか。主様の御身に何かあった時、私ひとりで太刀打ちできなかったらどうするんです!」
家に帰るとすぐ、雪路が腰に手を当てのお出迎え。
「え~そんなにか弱くないでしょ、ゆ…ゴメンナサイ」
「…とにかく!必要以上にほっつき歩かないでくださいな」
主贔屓の雪路は相変わらず束縛激しいなあ。モテないぞ、と言いかけるが拳が飛んできそうなのでやめておいた。
「…いつもどこに行ってるんです?」
「森とか、霊界とか!面白いもの探しにあっちこっち」
「…はあ」
今日はかなりの収穫で、まあまあ満足。
「明日雪路も一緒に行ってみる?」
「行きません」
「うぐっ…即答はひどいよー」
きっぱり断られて撃沈。まあ予想してたけども。ちぇ、一緒に行ったら反応面白そうだから行きたかったなあと考えていると、真面目な顔を更に真面目にした雪路が口を開いた。
「蛟、私は妖です」
「え。何いきなり、知ってるけど」
「黙って聞いてください」
