はらり、ひとひら。



え、どれも似たようなもんだろうに。


「カヨの友達はね、ちょっと変わってるの。緑色の甚平を着て、いっつもキツネのお面被ってるの」

「お面?」

「そう。顔を見たい、って言っても、やけどが酷いから見せられないって」


こりゃ黒だ。素顔を明かしたがらないのは、妖の確固たる証拠。もちろん中には、顔晒してる妖もいるけれど。



「同い年くらいなのに、似たような子は学校にいないの。ふしぎだよね」

「そうだねぇ」


こんな小さいのに早すぎる縁結んじゃったか、と哀れに思う。


妖や神は、向こう側の者。


この子は現世に生きる命。尊き弱い命は、常世のものを引きつける。



早いうちに手を打たないと、遅かれ早かれ連れて行かれるのは間違いないな。…でもそこはもう、別に僕が手を出す部分じゃないし。


関係ないよねえ。