はらり、ひとひら。



はっとするアカバに笑いかける。

大丈夫、人はあなたが思ってるほど弱くない。大きな力には抗えない弱い生き物だけど、心に灯った思いはそう簡単には消せないんだよ。



「何度でも恋に落ちようよ」



どれだけ想い合っても、人と妖が一緒に生きられないのは必定。別れの時は絶対に訪れる。


それを忌避しようと世界の隙間へ人を隠してしまう妖もきっといるだろう。


だけどアカバは優しいから、それをしなかった。茜さんがどれだけ頼み込んでも絶対アカバは聞かなかったろう。我慢が効かなくなる前に身を引いてひたすらに想った。




なんて優しい恋。



そんな二人ならきっと大丈夫。