はらり、ひとひら。



がさり、と葉擦れの音がした。─くる。


「誰だ!!」

威嚇、というより正当防衛だ!と石を投げつけると、相手は驚いた拍子に鈍い音をたて地面へと落下した。


うわ。まずい、ぶつかっちゃったか…!?


慌てて駆け寄った。


「いっ─たぁ」


「だ、大丈夫!?ごめん、当てるつもりはなかったんだ!」


真っ白いワンピースが、土で少し汚れてしまっている。


「って、それより…お前がおれにずっと嫌がらせしてたのか?」


彼女ははっとしたように、こちらを見上げた。


…誰だこの子。こんなかわいい子、学校に居たっけか。隣町の子…?



「ち、違う!嫌がらせなんかじゃないんだ!ただぼくは君にお礼がしたくて…」


「……えっ、は?…ぼ、ぼくぅ??」