はらり、ひとひら。



奇妙な出来事は数日続いた。


「うわぁ!!?」



次の日は新鮮な魚がぼとぼと降ってきて。



「…!?」


その次の日は、大量の花がひらりひらりと降ってきて。


「うわああああ!!」


そのまた次の日は、…一番最悪で、大量の虫の雨。



イタズラにしても、悪質すぎる。おれ、どこかの神様の気に触れることでもしちゃったんだろうか。それとも、これが所謂妖ってやつの仕業?



始めはそんな非現実的なことを考えていたけど、分かったことがある。神とか妖怪とか、そういう類のもののせいじゃない。それらはいつも決まった位置で降ってくる。


そして、降って来たのは空からじゃなく、大きな木からだった。


そして、今日…意を決して木の前で立ち止まる。今日こそ許さないぞ。イタズラしてる犯人をとっ捕まえてとっちめてやる。