はらり、ひとひら。



これで良かったんだ。


こんなに悲しいなら最初から拾わなければ…端から愛さなきゃよかった。



じゃあな、ポポ。幸せになって。


本当に寂しいのは、おれなんだ。



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次の日の帰り道のこと。


「わっ!!」


信じて貰えないかもしれないけど、頭上から、木の実が降ってきたんだ。


「い、いてっ、なんだ…!?」


腕で必死に頭を守りながら空を仰ぐけど、青いだけでなんの変哲もない。なんだか恐ろしかったので、おれは足早にその場を後にした。