これで良かったんだ。 こんなに悲しいなら最初から拾わなければ…端から愛さなきゃよかった。 じゃあな、ポポ。幸せになって。 本当に寂しいのは、おれなんだ。 ************** 次の日の帰り道のこと。 「わっ!!」 信じて貰えないかもしれないけど、頭上から、木の実が降ってきたんだ。 「い、いてっ、なんだ…!?」 腕で必死に頭を守りながら空を仰ぐけど、青いだけでなんの変哲もない。なんだか恐ろしかったので、おれは足早にその場を後にした。