シロはにやりと口の端を持ち上げた。不気味な心の甘い部分を潰すような、そんな笑顔。
「ならば教えてやろう。こいつは─」
『×▲※◎☆#◆!!!』
耳を刺すような甲高い悲鳴に驚き息を呑む。
声の主はポポだった。いつものご機嫌なすまし顔はどこにもなく、荒い息で翼を広げてシロを威嚇していた。シロも負けじと体勢を低くとり毛を逆立てる。
「ちょっ…ど、どうしたんだよポポっ」
「この期に及んでまだ足掻くか。焼き鳥にしてしまおうか、つまみにはなるだろう」
「やめろよシロ!!なんだか知らないけど、明日ポポは放す!約束するからポポをいじめないでくれっ─」
暴れるポポを押さえつける。小さな白い体はなにかに怯えるように震えていた。一体どうしたんだ…
