---------------------- 【?side】 「千歳さーん、作間千歳さーん」 白い。どこを見ても白かった。狭い部屋はまるで監獄のよう。 「検温の時間ですよ。あら、また絵ですか?」 「えぇ、まあ」 無遠慮に覗き込む看護師に嫌気がさす。早々にスケッチブックを閉じてベッドの隅へ押しやった。 「作間さん、桔梗の花本当に好きですねえ」 「はは」 「体冷やさないようにしてくださいね」