------------------------- 『おい見ろ!嘘つき樹だぞ!』 『学校来るな!』 もう、やめて。 『気持ち悪い』 浴びせかけられる罵声と暴力に怯える日々。 『うそつき』 誰も何も、知らないくせに。 オレのことなんか何も知らないくせに…! 『ほっとこうぜ。うそつきは、どうせいつかひとりぼっちになるんだから』 黙ってくれ。…黙れよ。 「やめてくれ…」 どうして、オレが?