はらり、ひとひら。



「ここまで話されてほっとくわけにもいかないし。それに、神様クラスってことなら賢いってことでしょ?だったら話せば意外といけるかもよ」


とりあえずゴンを森に置いとくのは危険ってこと。


「連れ帰るのか!?」


師匠のこんなに呆れた顔は初めて見た。


「駄目?」

「知らんもう、勝手にしろ。奴が家まで来ても知らんぞ」


う、それはちょっとご勘弁願いたいけど。


「・・・アンズ」


目線を下へ下げると、ゴンが涙目で私を見上げていた。


「ありがとうアンズ。礼にこれを」


ころんと私の手のひらに、何かが乗る。


「きのこ?ってこれ、まつたけ!?」

「うん。美味いぞ」


まつたけこの辺に生えてるんだ…すごい。ありがとう、と言ってゴンの頭を撫でてやると、ゴンは嬉しそうに笑った。