「遊ばれてるだけならまだいいが、あれの行動はまったく読めん。本気で食うつもりやもしれん。あいつはもう既にお前なんぞの場所なんて割り出してるだろう。逆に今まで襲われなかったのが奇跡だ」
そんな。あまりに一方的すぎやしないか。
「お、おいら死にたくない!」
「諦めろ、漢(おとこ)なら腹を括れ」
「嫌だあっ!」
ちょ、ちょっと泣かないでよ!!
「わかったから、貴方のこと護ってあげるから!」
頭を撫でると、ぐしゃぐしゃの顔でゴンは私を見上げた。
師匠はもう、何回目かわからないため息を吐いた。
「どうなっても知らんぞ…」
