「お前なんか喰っちゃうぞ!!」 「っと、止まりなさい!」 手に尖った石があるのを見つけ敵意があるととった私は問答無用で言霊を使用。 ぴたっと突然止まった動きに体がついていかなかったのか、子供の妖はしたたかに地面に顔を打ち付けた。 「う、ううっ」 面はすっかり外れ、大きな垂れ目から涙が散りそうなのを見て、慌てて駆け寄る。 「ごめんっ。大丈夫?」 「さ、触んな人間のくせにっ」 ぱしん、と私の手ははたかれ、妖はさっと立ち上がった。