************** 「う・・・」 想像以上に理科準備室汚いんですけど…!?なにこれ。 「おー汚ぇ、オレも手伝うからよろしく頼むよ椎名」 「笑いごとじゃないですよ…わかりました」 ハタキで山積みになった本を叩くとたちまち埃が舞い上がった。うげえと声を漏れる。 「椎名」 「なんですか?」 手を止めず、返事だけ。 「あのさ、変なこと訊いていいか?─お前、妖怪ってホントにいると思うか?」 「・・・え?」 どきりとして顔を上げる。 視線がかち合う。先生の顔は真剣そのものだった。