はらり、ひとひら。





「憑依を解くにはそいつを祓わないといけないわ」


妖は立ち上がると息をつく。



「手伝わせてください。皆を助けたいんです」


「俺も、お願いします」



頭を下げるとわずかに妖が笑う気配がした。



「子供はそんなことしなくたっていいのに」


「いいえ。自分たちが蒔いた種です」


「そう。好きにすれば」



騒がしくしてしまったお詫びにもならないけど…あぁ、妖祓いが終わったらまた後日ここに来て少し掃除してあげようかな。綺麗な家な方がずっと彼女も気分がいいだろう。


「ねえ、名前がないと呼びづらいわ!何でもいいから教えてよ」