それは、ただの寝坊なんだけど。
「どういう事って言われても・・・。」
「悠真君はね!!私と付き合ってるのよ!!」
美人顔が台無しだよ、そんなに眉間に皺を寄せていたら。
「いや、悠真は付き合ってないって言ってましたし。」
そう言うと、美羽ちゃんは一瞬静かになって、悔しそうに唇をかんだ後、にやりと笑った。
「いーえ。付き合ってますぅ!!」
そう言って、あっかんベーをやってきた。
そして、
「でも、やっぱマスクちゃん、邪魔。」
そう言って私の事をまた押して、この、誰も使わない資料室のかぎを閉めた。
う、うそでしょ??
ここは三階。飛び降りるなんて無理だし。

