6.十年 約束の十年目…。 十年前のあいつの言葉を思い出す。 もう十年目は来てしまった。 さっき、それを身をもって感じた。 あいつが燕を、今家で看ているらしい。 なんの意図で? わからない。 もしかしたら、燕を殺す気かもしれない。 洋子の周りにいる人物から消していくつもりなのかもしれない。 あいつの考えてることが全く読めない。 燕をどうするつもりだろうか。 とにかく今は燕の安否が心配だ。 あいつの今住んでいる場所は以前洋子に聞いたため知っていた。 燕を助けに行かないと…