早月は、本気で洋子を思っている。 あの時、俺を命がけで庇った。 早月がいなかったら、俺は死んでいたかもしれない。 きっと洋子は俺といるよりも… 「そろそろ帰ろう。早月も休みたいだろうし。」 俺と洋子は病室を出た。 外は綺麗な夕焼けで… 帰り道、俺は洋子に話すことにした。 俺が今日決めたことを。 「洋子、聞いて欲しいことがあるんだ。」