でも…今の俺なら。






鎌で針を撃ち落とし、再び鎌をバケバケ目掛けて横から振る。


鎌はバケバケの体を引き裂いた。






「うぁああああああぁあぁぁ!!!」








バケバケの体が消え、俺の足元に一本の使い古したシャーペンが転がった。


これがこのバケバケの正体…。







その後、早月は救急車で病院に運ばれ、洋子は意識を取り戻した。


俺は簡単に洋子に事情を説明した。







「そうなんだ。そんなことが…」


洋子は少し悲しそうな顔で言った。


「でも、2人が無事でよかった。」