どうしてハイネではなくシイが?


私と運命を共にするのはハイネではなくシイだと言うことなのだろうか。







でも、全く心当たりがないわけではなかった。


心のどこかでこうなることを予想していたのかもしれない。


こうなる運命なら、私は受け入れよう。


私はハイネの力にはなれない。


でもこうすることでハイネが救えるのなら…


この水晶玉はきっと私に未来教えてくれているのだ。


近い将来、私には選ばなくてはいけない時が来る。






ハイネと死ぬ未来か、シイと運命を共にする未来か。










見なきゃよかった。


ハイネと生きたい。









ハイネは私のたった一つの居場所なのだから。