ガタン、という音がして、私はビクッとして体を引きつらせた。

 …時計の針はまだ朝の4時を指している。



 …何回起こされなきゃいけないのよ!

 気づくと、恭真さんがソファーにいない。

 そして、出口のドアがほんの少しばかり開いていた。


 …私は決心する。

 私はドアの方へ、歩いて行った。