あれから1週間。


立花君はまた転校していった。


そして、壊れないと思っていた友達関係も変わってきていた。


ハルトは少しずつ私を避けるようになった。


休み時間のほとんどは教室を出ていき、用がある時以外は話さなくなった。



「…また、どっか行っちゃったね。」



アンナはハルトの席を見ながら言う。



「ねぇ、エイジ!ハルト、何で避けちゃうの?」



アンナは寝ているエイジ君を叩き起こした。



「…知らねぇよ。まぁ、変なのは確かだけど。」



エイジ君も知らないんだ。