「そっか…、あいつ‥俺の友達、いっちゃったのか…」



迎えに来てくれた遼ちゃんにサブローのことを伝えると、

遼ちゃんは青く澄んだ冬の空を見上げた。




空に優しく微笑みかける遼ちゃんの目には、

元気に走ってるサブローが映っているように見えた。





サブロー、


もうすぐサブローが好きな春が来るよ…。




今朝、サブローの小屋の前に、


小さな緑の芽が生まれていた。