【9/17更新】男装少女はアイドル〜もう一つの物語〜



「あぁ、今の独り言ね」

「……」


「人間のことはあんまり分かんないけど、なんとなく分かる気がする」

「……自分が人間じゃないみたいな言い方」

「さぁね。秘密」


和泉が「なんだよそれ」と笑った。


「……俺は不登校だった。理由もなんとなく。だけど親はカンカンだった。学校へ行けって。理由なんて親に話してないけど、そんなこと親にとってどうでもよかったってことなんだろうな。“とにかく学校に行け”って言ったよ。」


和泉に視線を向けると、和泉は目を閉じていて表情は見えなかった。