その時間はいつもより暑かった。 あたしは木の下で涼しんでいる和泉に話しかける。 「和泉、話してくれませんか。」 「…何の話だ。」 「……ただ、不登校だったんじゃないかと思っただけですよ。」 涼しい風が吹いてきて、木の葉が揺れる。 薄々気づいていたような気がする。 人より色白で、高校男子にしては筋肉が少なくてちょっと内気な性格。 和泉の瞳が揺らいだように見えた。