【9/17更新】男装少女はアイドル〜もう一つの物語〜




その時間はいつもより暑かった。

あたしは木の下で涼しんでいる和泉に話しかける。



「和泉、話してくれませんか。」


「…何の話だ。」


「……ただ、不登校だったんじゃないかと思っただけですよ。」


涼しい風が吹いてきて、木の葉が揺れる。

薄々気づいていたような気がする。


人より色白で、高校男子にしては筋肉が少なくてちょっと内気な性格。

和泉の瞳が揺らいだように見えた。