「あーめんどくさっ。」

 オレはとっても不機嫌そうに母ちゃんを見た。

「オレと風花は、ただのセフレだぜ。それ以外なんもねーんだっ!」

 うちの母ちゃんは以外と寛大。

 別に驚きもしないそぶりで、

「あっそ、ならちゃんと避妊とかしなよね?

 デキ婚なんて、私らだけでたくさんだからね。

 それにこの若さでおばあちゃんなんかなりたくないんだからね。

 あんたが気を付けないといけないんだからね?

 わかった?」

「避妊ねぇ。

 めんどくさ。

 着けたら気持ちよくねーし。」

「バカヤロー着けなっ!」

 やっぱオレんち変だな。

 こんな会話当たり前。(笑)

 「てゆーかさ、母ちゃんオレさ、好きな子いるし、風花じゃねーし。」

「あっそ、なら余計に避妊しな!

母ちゃんは菓子をつまみながら韓流ドラマに夢中になってた。

 オレは自分の部屋に行くとカバンを投げつけてベッドにダイブした。

 杏里ちゃん、杏里ちゃん、杏里ちゃん・・・。

 やっぱあんな可愛い女はいない。

 杏里ちゃんはエンジェルだぜ!

 オレは杏里ちゃんを思って眠った。

 ケンタじゃねーけど杏里ちゃんとエッチした夢を見てた。

「杏里ちゃんー、最高ー。」

「京~。

 ご飯だよ~っ!」

「えっ?

 母ちゃん?

 もうちょっとで杏里ちゃんの中に出すとこで母ちゃんの声がして目が覚めた。

 チキショー!

 夕飯はカレー。

 カレーはオレの大好物だけどなんか食欲
ねーし・・・。

 「あんた、カレーなのに残すなんて変な子。」

 母ちゃんはニタニタしながらオレみる。

「わかった!

 やりすぎで疲れたんだね。

 このドスケベがっ!」

 なんて母ちゃんだ。

 これが母親か?

 まあ、そんな母親だからこのオレって感じなんだけどな・・・。

 なんか落ちる。

 明日どんな顔して学校で杏里ちゃんに会えばいいんだーーーーっ!

 もう風花とは終わりにしないとダメだぜ。

 性欲に負けちゃあいけない。

 オレのチンコ杏里ちゃんのものだっ!

 オレは決心した。

 風花とはもうやらないっ!

 絶対にやらないっ!

 死んでもやらないっ!

 愛のないエッチに明るい未来なんてないんだぜーーーっ!てな。(笑)