2.5股


<<エピソード2>>

「アハハハハハ~」

 彼が笑っているのが見えた。
 ああ、良かった。
 彼はあの女にそそのかされていたんだ。
 そうよね、彼は2股かけるような人じゃないもん!
 
 それにしても、あの女!
 あの淫乱女が彼をそそのかしたのね。
 罰を与えなきゃ。
 
 どこかに監禁して可能な限り様々な辱めを与えてやりたいけど、監禁は犯罪だし、辱めるのは同じ女としては良心が痛む。
 清めてから浄土へ送ってあげよう。
 キャー、あたしって清いじゃん!
 
 彼は、やっぱり外に出しておけないわね。
 世俗の垢で汚されちゃう。
 ウチで大切に隔離してあげなきゃ。
 
 でも、部屋をどうしようかしら?
 さすがにあたしの部屋じゃマズいよね。
 まだ結婚前だし、彼に毎晩求められちゃったら……キャー!
 
 あ、そうだ。
 彼はお兄ちゃんの部屋で隔離してあげよう。
 お兄ちゃんはお父さんとお母さんの部屋へ置こう。
 三人一緒に置いた方が寂しくないかもだし。

 さっそく準備しなきゃ。
 楽しみだわ。
 うふふ。

<<END>>