首を吊った彼は、干からびたヘチマでした



彼は、私にとっての現実(見せつけ)だった。


変わらない努力を続ける私への大きな戒めだろう。夢が叶わないと嘆くさまの見方を変えれば、叶わないままだと突きつけられた現実になる。


何の意味もない努力、結果なんてこんな見るにも悲惨なことしかなく、どんなに頑張ったところで認めてももらえない。

変わらなければ、このまま。

止めなければ、そのまま。

終わらなければ、ずっと。


それが現実だ、いつまでも夢に浸るわけもいかなく、成長するにつれて夢は絶望へと姿を変える。


成り変わった絶望に首を絞められることは、自分で自分の首に手を置いていることからなるものだった。


続けるから。
見果てぬ夢を諦めないで進むから。

私はいつまで経っても学習しないし、懲りないのだろう。