「輝ー!」


いつものように、俺の名前を叫びながら部屋に入ってきたのは、許嫁兼彼女の葵だった


「大変だよ!輝!」

「…何が?」


今の俺の心情の方が大変だよ

お願いだから、来て早々背中に抱き付くのはやめて欲しい

現在成長中の膨らみが背中に当たって、気になって仕方がない


「大変なんだよ!?」

「だから何が?」


密着したまま動くなよ!

俺の理性の方が大変なんだよ!