Sentimental jam (センチメンタル ジャム)

「矢吹君、カッコイイのに彼女いないの?」

「うーん、いないね。

 コクられまくるけどいないね。

 てゆーか彼女は、あなたでしょ先生っ!

 深夜のファミレスで、2人ってのもなんかいいね・・・。」

「誰かに見られちゃったらまずいよね。

 どうしょう・・・。」

 先生は帽子を深くかぶって眼鏡をかけてる。

 まるでパパラッチされてるセレブじゃん?(笑)

「先生、そのカッコーかなり怪しいし、逆に目立つんだけど?」

 先生はコーヒーをすすりながら鼻水をすすってる。

「誰がどこで見てるかわからないでしょ?」

「俺は別に見られても全然OKなんだけどね。

 先生の立場考えたらやっぱ秘密にしとくしかないかあ・・・。」

 先生の眼鏡が落っこちた。

「やだあー。」

 眼鏡を拾う先生。

 「やっぱ先生の目はめちゃ綺麗・・・。

 先生ってさあ、ちゃんとしたらかなりいいと思うんだけどなー。

 メイクとかしてちゃんと髪の毛とかも綺麗にしたらめちゃいい女だと思うんだけどなー。」

「矢吹君、やっぱり綺麗な人がいいよね?

 私はダメよ、自信ないから・・・。

 自分に自信がないよ。」

 俺はコーラを飲みながら先生の指を触った。

「ねぇ?

 もっと自分に自信持ってよ。

 俺が惚れた女だろ?(笑)」

「矢吹君・・・。」

「先生、大好きだよ。」

 深夜のファミレスに2時間いて、それから2人で先生のアパートに行った。

 今日は土曜日。

 好きなだけ時間はある。(笑)

 親には、ダチの家に泊まるって言ってあるしね。

 先生の部屋は殺風景だ。

 本棚にはぎっしり難しい本がつまってて カーテンはアースカラー。

 枯れそうな観葉植物が2つ。

 女の部屋にしてはなんか地味・・・。

「先生ー、このサンセベリア?
 
 枯れちゃってるよー?」

「そう?」

「 見ればわかるじゃんよ!」

「知らなかったわ。」

 先生はなんか抜けてる。