Sentimental jam (センチメンタル ジャム)

「あのさ~、先生。

 人を好きになるのに特別意味なんかなくない?

 俺は先生が好きなの。

 先生がいいの。

 それ以外なんもないから。

 それでいくない?

 自分で言うのもおかしいけど、生まれて今まで16年、こんなセリフ言った事ないから、なんだかテレる・・・。

 自分からコクっておいてなんか・・・ハズイな・・・。」

 先生は、まっ赤になった目で俺を見てこう言った。

「なんかコンタクトがズレちゃったみたい。

 目をこすったせいかもしれない・・・。」

「先生、見せてよ。」

 俺は先生に近づいた。

「先生の目は超きれいなんだよね・・・。」

「矢吹君、近いよ誰か来たらどうするのよ。」

 俺は先生の唇をふさいだ。

 先生はじっと目を閉じたまま俺の背中に手を回してた。

「先生、俺、本気だから信じてよ。」

 先生は笑顔でうなずいた。

「ありがとう・・・。」

「俺の彼女になってくれるよね?」

 先生はちょっぴり照れくさそうに俺を見て、

「矢吹君が好きになっちゃったみたい。

 先生失格だよね。

 こんな事みんなに知られたら私、学校辞めさせられちゃうよ。

 それより矢吹君が大変だよね。

 ごめんね・・・。」

「なんで、謝るの? 

 俺は好きな奴に好きって気持ちを伝えてるだけだぜ。

 先生、もっと、俺を信じてよっ!」

「分かった・・・。」

 それから、俺たちは何度もキスをした。

 こうして俺と先生は付き合う事になったってわけ。

 でも、この事は誰にも秘密・・・。

 2人だけの秘密・・・。