ハアハアハアハア・・・。

 俺ってば、いつもカッタル~~く生きてるんで久々、疲れて来ちゃってんだけど~~みたいな。(笑)

 てか、こいつらめちゃギャグだっつーの!

「先輩~~、酷いじゃんっ!

 なんで逃げるのよ~~っ!

 てか、こいつなんであたしを追っかけてんの~~。

 マジウザイし、こいついらない~~っ!
 
 先輩待ってよ~~。

 あたしから逃げれると思ってるわけ~~?

 ちょっと~~。

 先輩ってばあ~~っ!」

 なんだ、こいつめちゃスタミナあるし~~。

 香南め。

 巻けね~~。(笑)

「香南ちゃん、待ってよ~~。

 秘密って何なんだあ~~っ!」

 未来のやつ、なんで?

 お前まで来るんだっ!

「あっ!」

 俺は大声を出した。

「えっ?

 何?」

 いきなり俺が あっ!なんて言うから、 香南と未来が、 あっ!て俺がテキトーに指差した方を数秒間見てた。

 今だぜっ!

 俺はマヌケな2人を放置し前方百メートル先に見えるコンビニに向かってスーパーダッシュした。

 そして、急いでトイレに隠れた。

「えっ?

 ちょっと~~、先輩がいないじゃんっ!

 どこに消えちゃったのよ~~。

 ムカつく~~っ!

 あんたのせいじゃんっ!

 あんたがのんきに固まってっから先輩がいなくなったんじゃんよ~~っ!」

「えっ?

 俺のせい?

 あんまりだよ~~っ!

 俺、関係ないよ~~。

 香南ちゃんも止まったまんまだったじゃねーかっ?」

「はあ?

 何?
 
 あんた偉そうにあたしに文句タレるわけ?

 てか、あんたいらないからどっか行っちゃえば?

 あたしは忙しいのよ~~。

 先輩探さなくちゃっ!

 先輩~~、どこ消えちゃったのよ~~っ!」

 俺はコンビニのトイレに潜んでた。

 コンコン!コンコン!

 何度も誰かがノックするけど出るわけにはいかねーのっ!

 もうしばらく潜伏しないとダメだってばよ~~。(笑)

 ああ、それにしてもなんで?トイレに隠れなくちゃいけねーんだよ~~っ。(笑)

 コンコン!

 またノックがした。

「なんだよー、おっせーなあ?

 ウンコしてやがんのかよっ?

 てかウンコにしちゃ長くねーかあ?

 誰かが入ったっきり、何回もノックしてんのに応答がないんだよ~。

 おかしくないか?」